血まみれ将軍

血まみれ将軍、参上!

大好きな堺雅人さんがカッコ良さそうなので、「ジェネラル・ルージュの凱旋(公式サイト)」は是非観ようと思っているのだが、いつも気になるのは「天才医師」という言葉…。外科医のダンナ曰く「名人はいるけど、天才なんていない」んだそうだ。外科医は言わば職人。出来るだけ多く名人のオペに助手として立ち会って、技術を盗み研鑽を積み重ねて行くしかない。天賦の才能(つまり天才)である手先が器用なのはもちろん度胸も良くなければならないが、センスが良いだけでは「名人」とは呼ばれない。経験と勘が物を言う世界…。その「勘」すら、経験から引き出されることが多いとのこと。原作者の海堂さんはご自身医師なのに、「天才」という言葉を使うのに抵抗はなかっただろうか? まぁねぇ、「救命救急の名人医師」では昂揚感に欠けますがね。(笑)
ましてや「神の手」などど囃し立てられて、抵抗もなくご満悦そうな医者達には、どこか胡散臭さを感じてしまう。TBSの土8「RESCUE」の後は「ゴッドハンド輝(公式サイト)」をやるそうで、、、。まぁ、お父さんの霊が乗り移ってるという設定からして、現実離れしているからいいのか。「患者と二人三脚の医療を目指す」んなら、内科医になればいいぢゃないか! 「ブラックジャックによろしく」でもイラこいたが、何故そんな人が外科医を目指さなければならないのか? 診療科が細分化している現在、心臓血管外科&循環器内科というようにちゃんとお対の内科があるんだし、もっと患者と向き合いたければ、内科を習得してから外科は外傷外科程度を齧り、離島の診療所など医療過疎地域を希望して赴任すればいい。診療科が細分化されている都市部の大学病院や総合病院に、ましてや外科に勤務しているのでは、その「患者と向き合いたい」という高い志すら無駄になってしまうというものだ。外科を志し外科に勤務した以上、メンタルな部分はチームを組んだ内科医に大体任せて、技術を磨くことに最善をつくすのが外科医の道ではないだろうか。文字通り患者と二人三脚の医療を目指すなら、理学療法士にでもなればいい。「ドジの連続でいつも周囲の不安を狩り立たせる新人外科医」なんて、不安にさせるのが患者も含むとすれば、それは全くもって「罪悪」でしかない。平岡祐太さんは大好きだし医療ドラマも好きだけど、ちょっとまた毎回イラこきそうなので観ないことにするつもりだ。

ところで、「天地人」の小泉孝太郎さん、なんだか幼過ぎるよな〜っと思っていたが、調べたら「御館の乱」の時、兄の直江兼続は19歳とあった。ぢゃぁまだ17歳くらいの役なのかぁ。まだ先は長いからしゃぁないが、北村一輝さんの景勝も当時24歳だって…。無理がある気もするケド、前髪垂らしたりして頑張っているのね。(笑)
あと観たいと思ってる2009年春ドラは、地味そうだけど緒形直人さん主演の「さくら道(公式サイト)」。どら焼きの話ではない。(爆) 阿部寛さん主演の「白い春」も地味そうだが、前科者のパパ役なので観ることにする。阿部さんは謙信入道を演ってますます怪人(こら#)っぽくなって来たので、ここでちょっと押さえて欲しい…な。藤木直人さんの「夜光の階段」も面白そう。佐々木蔵之介さんが二度目の主演「ハンチョウ〜神南署安積班〜(公式サイト)」も、細川茂樹さんの白バイ隊姿がステキなので観たいと思っている。春からドラマ枠を廃止する局も多い。少なくなった分、質の良いものが増えることを願っている。(^-~*
Sea Monkey ^_~*