上杉景勝

今日のお弁当はサンドイッチ♪

蒸し暑い日が続きますね〜。こんな鬱陶しい梅雨の時期の過ごし方と言えば、エアコンのきいた部屋での読書が一番!っつ〜ことで、上杉景勝様の本、買い漁りました。(^-~*
私が景勝様本の中で一番いいと思うのは、

守りの名将・上杉景勝の戦歴 (新書y)

守りの名将・上杉景勝の戦歴 (新書y)

ですが、この作者である三池純正氏が絶賛しているのに、既に絶版になってた、
上杉景勝

上杉景勝

がこの2月に復刊され、もう読んでないのは図書館行かないと読めない上杉家御年譜〈2〉景勝公 (1977年)くらいかと思っていたんですが、Webcat Plus(HP)で調べたら、Amazonの検索に載って来ない本が結構あるんですね。(*^-^*)
お菊御料人―景勝の正室(つま) (光文社時代小説文庫)

お菊御料人―景勝の正室(つま) (光文社時代小説文庫)

は、中でも面白かったです。寡黙で男らしい景勝様が堪能できます。あと、ちょびっとしか出て来ませんが、次ぎの二冊。
美少女一番乗り (角川文庫)

美少女一番乗り (角川文庫)

南方熊楠コレクション〈第3巻〉浄のセクソロジー (河出文庫)

南方熊楠コレクション〈第3巻〉浄のセクソロジー (河出文庫)

「美少女一番乗り」に集録されている「戦国会津唄」の景勝様は、家臣の手柄に大笑いしたりしてイメージが違うので、イマイチ。で、大好きな白洲氏の
両性具有の美

両性具有の美

にも紹介されてますが、ご本人も男色家だった南方熊楠氏は、景勝様と直江兼続念友(衆道)関係にあったと、キパッリ断定なさっています。歴女腐女子のアタシにはちょっぴり嬉しかったですわん。q(≧∇≦*)pきゃ! 衆道(ボーイズラブ)といえば、
幸村殿、艶にて候 (キャラ文庫)

幸村殿、艶にて候 (キャラ文庫)

は、上杉家に人質として来ていた真田幸村と景勝様がモロに衆道関係(笑) ただ、幸村が主人公なだけに、景勝様が幸村に手放しで惚れ込んでいるのがイマイチですた。だったら、忍者やちっとも魅力的でない樋口角兵衛がシツコク出て来てウザイ部分もありますケド、
真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)

真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)

サナダユキムラ ~真田幸村~ (GUMノベルスhistorie)

サナダユキムラ ~真田幸村~ (GUMノベルスhistorie)

の方が、幸村が景勝様を師と仰ぎ、高潔な人柄に敬愛の情を奉げている感じで、景勝様ファンには面白いと思います。(*^-^*)
最後に、上杉景勝公「御手選三十五腰」で刀剣の目利きとしても有名な景勝様の武具が見てみたくて、ちょっと高価かったけど、
上杉謙信・景勝と家中の武装

上杉謙信・景勝と家中の武装

を買いました。写真と解説のページが離れているのに、それぞれのページ数が参照として書かれていないので読み難いこと夥しいですが、柄頭に実戦で受けた槍疵が残る、景勝様所用の重文・黒革包糸巻太刀「助宗」には感動しました。o(´^`)o
なんと刃こぼれの為か研ぎ直して刀身が減っているそうで、そうとう実戦に使用された、景勝様が若い頃に常時佩(愛)用した太刀と推察されるそうです。前述した柄頭の疵は馬上で右下方から槍で突かれた疵と思われるそうで、戦国大名自身の佩刀にこれほど明確な実戦疵が残る遺例は著者も他に知らないとのことで、「真に稀少な歴史的遺品」と述べられています。
上杉家の竹に雀の文様が彫られた赤銅の美しい柄頭に、深く穿たれた槍疵。腰反りの強い優美な刀身。持ち易く手溜まりの良いように工夫された黒塗りの鮫革の柄。御大将自ら先頭に立って太刀打ちに及ぶ雄々しい景勝様の息使いが聞こえるようで、これだけでもこの本を買って良かったと思いました。(*^-^*)
Sea Monkey ^_~*

P.S.

上杉覇龍伝―大乱の兆し (ワニノベルス)

上杉覇龍伝―大乱の兆し (ワニノベルス)

上杉覇龍伝〈2〉闘将の誇り (ワニノベルス)

上杉覇龍伝〈2〉闘将の誇り (ワニノベルス)

↑はシミュレーション(タラレバ)物ですが、景勝さまが兼続にだけはそこそこ饒舌で、家臣の前でもちゃんと〆で言うべきことをビシッと言い、殿の威厳に溢れている所が◎です。(*^-^*)