ドクターヘリの嘘

お中元の船凍なんばんえび

もうすぐ参院選ですね。でも何だか政策を読む気にもなれません。サミットでご機嫌の短命そうな総理のお顔を見るにつけ、なんだかもうウンザリというか、投げやりな気分になってしまいます。(;^_^A)いけないわ〜!
ところで、我らが石黒賢さんが、みんなの党の田中しげる氏(公式サイト)に応援メッセージを寄せられたようで…。↓
        
う〜ん。みんなの党(公式サイト)か。奥様を介してのご友人では、頼まれたら断り切れないよな。で・でも、石黒さんには中立でいて欲しかったワ…。(¬ε¬)
ここのところ毎晩、午前2時や3時に病院からの電話で起こされて、ダンナは病院に飛んで行く。寝不足と疲労で流石にキツそうなので、昨晩は私が運転して病院まで送った。大東さんや向井さんのように、交通事故を起こされたら元も子もないですからネ。明け方ひとりで帰って来たけど、なんだか神経が昂って眠れないかった〜。ヴ〜ン。眠いぞ。仕方ないんだけど、真夜中の事故って土日が多いのよねぇ。ダンナの病院は、奥多摩や群馬から山岳事故の患者さんもヘリで運ばれてくるらしいし。(T^T)*sobs*
守備範囲(専門の臓器)が細分化されている昨今、事故で内臓や脳が破損し、緊急手術が必要で専門科の当直だけでは手に負えなかったりすると、消化器外科だって脳外科だって胸部心臓外科だってバンバン呼び出される。救命救急医はそこまでやれない。手術したとしても、外傷外科や整形外科の範疇だろう。何も救命救急医や産科医や小児科医だけが大変ぢゃないんですよ。挿管とか心マとか、やることが派手?だからドラマになり易いんだろうけど、実際は酔っ払って転んだとかケンカして怪我したとかが主で、救急外来はそれほど華やかな部門ではない。つか、3K職種だ。酔っ払いに蹴られたり、子供に噛みつかれたりなんか日常茶飯事。心筋梗塞脳梗塞の患者が運び込まれても、検査で診断を付けたら専門医を呼んで、到着するまで全身管理して待つ。要するに的確に診断を付けて専門医を呼ぶまでがお仕事で、居酒屋でいえば突き出しみたいなもの。ハッキリ言って地味なんだケドね。現役医師が原作者であったとしても、今さらながら、ドラマや映画にはカナリな嘘があるんだなぁと思ったワ。(〃´o`)=3
先週最終回を迎えた「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」は、映画と違ってドクターヘリにスポットがあたってはいなかったケド、ドクターヘリっていうのは医者やスタッフが乗って現場に行く、ドラマ「コード・ブルー」みたいなのであって、映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」に出て来た、病院に患者を搬送して来る救急車のヘリコプター版は、消防の「防災ヘリ」です。
「撮影中にもドクターヘリが!」みたいに、この映画のメイキング映像に出て来た今は亡き若鮎2(2009年9月、北アルプス奥穂高岳で遭難者救出中に墜落。乗組員3人が死亡した。参照:asahi.com)も、岐阜県の防災ヘリ。ダンナの病院に来るのも、防災ヘリが主だそうだ。時には警察ヘリや自衛隊ヘリや海上保安庁のヘリが出動することもあるらしいケド、白鳥さんの厚生労働省は関係ないのよね。「コード・ブルー」みたいに専用のドクターヘリを持っている医療機関は、全国で22病院程度とまだまだ少ない。国の補助を受けて、朝日航洋(公式サイト)などの民間の航空会社に委託し、病院のヘリポートにヘリを常駐させている医療機関もあるそうですが…ね。「マスコミのヘリは飛ぶのに、なんでドクターヘリは飛ばないの〜!」ではなく、ドクターヘリはそんなに飛んでいないのでした。(笑)
ドラマの方も、速水先生が悪性リンパ腫であんな状態なのに、血液内科医も脳外科医も循環器内科医も麻酔科医すら呼ばれてないのは変だ(既にERの範疇ではない)。それに、日和見感染が疑われた時点で感染症内科医が呼ばれてると思うし、トキソプラズマ症だなんて救命救急医に診断付くのかなぁ? 研修医含めて「総合診療医 ドクターG(公式サイト)」かい? 何より、ERの医者が全員持ち場を離れてICUの速水先生につきっきりの間、本業の救命救急は開店休業ですか? ありえないワ。┐( ̄ヘ ̄)┌  

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