二代目の魅力

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以前から「中興の祖」と言われる人には魅力があると思っていた。南海の龍@徳川吉宗に始まり、為せば成る為さねば成らぬ@上杉鷹山にも興味を持った。でも最近は偉大な初代の影に隠れがちな二代目に魅力を感じるようになった。特に上杉景勝前田利長&利政兄弟(まるで、まえだまえだダネ〜(爆))が好きだ。(*^-^*)
上杉景勝を書いた本としては、

守りの名将・上杉景勝の戦歴 (新書y)

守りの名将・上杉景勝の戦歴 (新書y)

上杉景勝 (学研M文庫)

上杉景勝 (学研M文庫)

が、出来がいいと思う。幸村に次ぐ人気の傾奇者@前田慶次郎が「我主と為すべき者、此人をおきて他に在ること無し」と、他家の誘いを断って無禄でもと米沢まで随った景勝の魅力がちゃんと描かれていると思う。大河と違って。(笑)
その前田慶次郎前田利家の甥っ子、利長&利政の従兄弟である。慶次郎は出て来ないが、
加賀百万石~母と子の戦国サバイバル~ [VHS]

加賀百万石~母と子の戦国サバイバル~ [VHS]

を、またも古本屋で衝動買いしてしまった(爆) それがねぇ、気性が荒い弟・利政を加藤晴彦さんが演っていて、超カッコイイのq(≧∇≦*)p でね。お兄ちゃんの利長を高嶋政宏お兄ちゃん(笑)が演っててね、これも素敵なの。利家も原田芳雄さんが演ってて、往年の「槍の又左」を感じさせるワイルドさ加減でもって、申し訳ないケド宇津井健さんとは大違い。淀殿役の松嶋菜々子さんも、居丈高でなんか似合ってる。(^-^)vv
やっぱりね。偉大な初代が亡くなった後、狡猾な家康に狙われ(加賀征伐&上杉征伐)ながらも幕末まで存続した大名家は、二代目が偉いワ。↑のVHSにはちゃんと、弁舌爽やかに家康に直接交渉して利長の疑惑を晴らし加賀征伐を回避させた、前田家筆頭家老の横山長知(演:坂上忍さん)も出て来るんだ。この横山長知(ながちか)さん、15歳で父と一緒に前田利家に仕え、高山右近の娘が嫡男の嫁だったので、右近が国外追放になった時に前田家に迷惑が掛からないよう出家して一旦前田家を去りますが、大坂の陣を機に三代利常(利長&利政の腹違いの弟)のもとに戻り、加賀八家一つ横山家の祖となった人物です。利長に昼夜を問わず側に付き従ったという忠義の人で、利長より6歳年下。上杉景勝直江兼続に似ていますよね。兼続も長知も官位が「山城守」だっつ〜のが面白いわ。良い陪臣が随うのも、その大名に魅力があってこそだと思うのよね〜、絶対に!(^-^)vv
Sea Monkey ^_~*


P.S. もう一冊、面白い「上杉景勝」本、見付けたヨ。(^-~*

われ、謙信なりせば (祥伝社文庫)

われ、謙信なりせば (祥伝社文庫)

石田三成直江兼続もあくまで「能吏」に過ぎない。能吏は献策は出来ても、それを実行に移すかどうか決断し、その結果に全責任を負うのは「殿」である秀吉であり景勝であった。背後に「殿」という大きな存在があってこそ、能吏はその才能を存分に発揮できるのだということを、十分に描き切っていると思う。大河と違って。(笑) 秀吉の死後、三成がヘタレになってしまったのは、「殿」という大きな存在がいなくなってしまった事で、その才能が空回りしだしたからだ。「殿」という存在の気高い統率力と牽引力は、陪臣には決して備わっていない物である。頼りになる優れた殿と、我が殿を心から敬愛し、殿の為ならと粉骨砕身する能吏の信頼関係が、実に魅力的に描かれている。「天地人」は火坂雅志氏の原作本からして評判が悪い。密林さんのカスタマーレヴューも、「愛が泣く」、「あまりに稚拙」、「プロの作家とは思えない」など惨憺たるものだ。(爆) 兼続と景勝を主役にするなら、何故こちらを原作に選ばなかったのか? 負けている所といえば、題名だけしかないと思う。「天地人」という題名のハッタリだけで選んだんだろうな〜、NHKさんったら。脚本もヘタレだが、こちらを原作にしていれば、大河ドラマもう少しマシだったかもしれない。