コミック&気になる武将パート3
大人になってからは、岡野玲子の「陰陽師」と、よしながふみの「大奥」くらいしかコミックは読んでいなかったのだが、最近なんだか「聖☆お兄さん」に続いて、
- 作者: 大羽快
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2007/09/22
- メディア: コミック
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- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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で、気になる武将が増えた。幼少の頃女の子みたいな容姿で「姫若子」と呼ばれたのに、いざ戦場に出るや目覚ましい活躍を見せて「鬼若子」と異名が変わる長宗我部元親は前から気になっていたのだが、天下三名槍の一つ「蜻蛉切」を自在に操り、生涯において参加した合戦は五十七回に及んだが、いずれの戦いにおいてもかすり傷一つ負わなかったと伝えられている本多忠勝、絶世の美男子で女性は及ばず小早川秀秋などの男性も懸想したと伝わる片倉重綱(後に重長・鬼小十郎・父は伊達政宗の執政&軍師である小十郎景綱)にも興味を持った。
特に後者の二人は昌幸・幸村の真田家に縁が深いところも興味深い。本多忠勝は関ヶ原において西軍に与した真田昌幸・真田信繁(幸村)親子の助命を娘(小松姫・武装した絵姿が残るほどの女傑)婿の真田信之(信幸・幸村の兄)と共に嘆願したが、強硬に死罪を主張する家康・秀忠に対し「お聞き入れ下さらなければ、それがしが殿と一戦仕る」と啖呵を切って家康を唖然とさせたと伝わる。また片倉重綱は、大坂夏の陣の決戦前夜、5月6日の夜に幸村(信繁)の子を何名か保護し、その中の一人阿梅を正室亡き後の後室として迎え入れている(一説には奮戦する重綱を大坂の戦場で見た幸村が、この将ならばと片倉の陣に矢文を送り婚姻の儀申し入れたと言われている)。大坂の陣以降、主君を失った真田昌幸・幸村父子の家臣も保護しており、絶世の美男子な上に、武勇もあり気風もいいと来ては見逃す訳にはいかないではないか!(笑)
上記のコミックには、お父さんの片倉小十郎景綱しか登場しないが、「殿といっしょ」には、家臣に萌えられる姫若子時代の長宗我部元親や、鍋之助時代の可愛い本多忠勝、真田信之の鬼嫁・小松殿も出て来て超面白い。特に直江兼続が、人にダメ出しするのを生き甲斐にしている木で鼻を括ったよな気障な男に描かれていてマジウケる〜!(*^-^*)
あ、もう一人いた。信玄の弟・武田典厩信繁さまだ。この人も真田家には縁が深い。真田幸村の本名・信繁は、当時武田信玄に仕えていた父・昌幸が、この典厩信繁の武勇に深く感じて次男に命名したと伝わる。また、川中島にある典厩寺は、典厩信繁の菩提を弔う為に、昌幸の長男・信之(信幸から改字)が寺号を鶴巣寺から典厩寺と改称したそうだ。以後、典厩寺は真田家歴代藩主から手厚い保護を受けたという。父と弟は武名を残し、兄は家名を残した真田昌幸・信幸&幸村親子。この人ら主人公に大河ドラマ作ったら、本当にドラマチックな大河になると思うなぁ。あ。大河「天地人」は、真田昌幸のキャスティングも人物像もマジひどかった###o(>_<)o思い出しちゃったゼ!
Sea Monkey ^_~*