やはり長崎…8月9日に生まれて…

涼@つくばい2

誕生日に続いて、今日@終戦記念日は私達夫婦の入籍記念日である。外科系勤務医のダンナは当時、「神様のカルテ」の一止さんバリにホンッ気で忙しく、今日しか休みが取れんかったんです。やっぱり役所には二人で行きたいしねぇ。でもやっぱり提出先は裏口のガードマンさんだったケド(笑)
神様のカルテ」で思い出しましたが、この映画のトレーラー(公式ページ)で流れる「僕は神様なんかじゃない」っつ〜一止(イチ)さんの台詞がありますケド、初めて聞いた時、スッゲー違和感を感じました。この台詞は原作には無かったと思います。そんな言わずもがなの傲岸不遜な台詞、イチさんみたいな若造ならずとも、日々命と向き合う医師が吐くわけがない。。。「それでも〜」と否定形で続けるのもいけないですね。せめて謙虚に「だから、ただ寄り添うしかできないんだ」とするべきでした。「神様〜」が入った台詞をどうしても入れたかったんでしょうが、こんな台詞を脚本に入れ、トレーラーの中心に据えたのは、映画会社の大きな間違いだったと思います。原作者の夏川草介氏も困惑してるんぢゃないかしら? 原作は好きだけど、これで一気に映画は観たくなくなった医療関係者とその家族は多いはず、、、(笑) あぁ、でもね。宮崎あおいさんのハルさんは、ベスト・キャスティングだと思います。アタシもハルさんみたいに、景勝地を飛び回れるステキな仕事が欲しかったなぁ。現実のあおいさんは、こんな穏やかな旦那様が欲しかったと思っていらっしゃることでしょうが…。(;^_^A)
話は飛んでしまいましたが、当たり前の話、毎年この時期には戦争関係の番組がたくさん放送されます。3年前(2008-08-10)はNHKスペシャル「解かれた封印〜米軍カメラマンが見たNAGASAKI〜(公式ページ)」で、ジョー・オダネル氏と「亡骸を背負う少年」に出会い感銘を受けました。そして今年は、NHKワールドプレミアム「二度と原爆を使ってはいけない〜ナガサキを見た占領軍司令官〜(公式ページ)」で、ビクター・デルノア氏に出会い、大変感動致しました。第一回長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の開催を長崎市に許可したという、占領軍司令官という地位にありながら、人道的な見地からあの時代に国策に逆らった、勇気あるアメリカ軍人です。(*^-^*)
やはり長崎です…。長崎と私には切っても切れない「宿縁」があるようで…。長崎で生まれたというデルノア氏の娘・パトリシアさんが、お父さんの足跡を辿るという形式で番組は進行して行きましたが、パトリシアさんが残酷な史料を見せられて、首を振り涙を流すたびに、胸が苦しく&痛くなりました。貴女はこの世で一番、そんなことを突き付けられなくてもいいアメリカ人なのに…。すみません、パトリシアさん。。。(>人<)
そして、デルノア氏が何度もGHQ上層部に出版の許可を願い出て果たせなかった、14歳の被曝美少女・石田雅子さんの手記「雅子斃れず」(なんという題名でしょう!)のことを知りました。

長崎・そのときの被爆少女―六五年目の『雅子斃れず』

長崎・そのときの被爆少女―六五年目の『雅子斃れず』

NHK平和アーカイブス・NHKスペシャル「あの炎を忘れない〜被曝少女の手記とGHQ検閲〜(公式ページ)」で、動画も観られます。そして、やはり永井隆博士。。。永井博士がこの本の再版にあたって、表紙の絵や序文を寄せられています。

   

う〜ん。密林さんで、コレクターズ商品は五万円ちかいわぁ。(T^T)手がでない〜!
思えば、二重被爆者の山口彊氏が証明するように、原爆と私が以前勤めていた会社とは、切っても切れない因縁がある。。。
ヒロシマ・ナガサキ 二重被爆 (朝日文庫)

ヒロシマ・ナガサキ 二重被爆 (朝日文庫)

生かされている命 - 広島・長崎 「二重被爆者」、90歳からの証言

生かされている命 - 広島・長崎 「二重被爆者」、90歳からの証言

私が8月9日に生まれてあの会社に入社したのには、アメリカで7月4日に生まれるくらい意味があるとしたら、今こそ脱原発運動に身を投じるべきなのか? な〜んちゃって、

なんだケドねぇ(笑)
Sea Monkey ^_~*